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TOKYO FACTORY

現代を、ラディカルに、アクチュアルに、ヒューマンに捉える。

愛するということ

愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない。そのなかに「落ちる」ものではなく、「みずから踏みこむ」ものである。

愛は技術だろうか。技術だとしたら、知識と努力が必要だ。それとも、愛は一つの快感であり、それを経験するかどうかは運の問題で、運がよければそこに「落ちる」ようなものだろうか。この小さな本は、愛は技術であるという前者の前提のうえに立っている。しかし、今日の人びとの大半は、後者のほうを信じているにちがいない。

愛は何よりも与えることであり、もらうことではない。
たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。

 

愛は、影響力のひとつだ。

ヒューマニズムによる、影響力の行使を愛と呼ぶ。

 

影響力は、はじめから存在するものではない。

他者に影響を与えるという行為によって、結果としての状況の変化を、影響力と呼び、その時影響力は発現する。

 

愛もまた、はじめから存在するものではない。

他者を受け入れ、そして与えるという行為によって、生じる。

 

影響力を持つためには、影響力を持つ人だと評価される必要はない。影響力を持ちたいという、欲求さえ不要である。

必要なのは、他者に影響を与えることである。

 

愛を生み出すためには、愛される人になる必要はない。愛されたいという、欲求さえ不要だ。

他者を受け入れ、そして与えれば、愛は生じる。

 

つまり、外部に対しての何らかの行動、何らかの力の行使が、要点となる。

愛とは、きわめて能動的な活動なのだ。

 

愛するということ

愛するということ

 

 

 

【2015年】今年読んだ本を12のテーマでまとめ

今年読んだ本を12のテーマでまとめ。
頭おかしいくらいに、哲学・思想と心理の本を読んだので印象に残ったものをメモ。
※ 2015年の新刊はないです。

◆1 哲学・思想入門
◆2 論理
◆3 教養(歴史・宗教など)
◆4 客観的な認識(正しさ)を突き詰める
◆5 「認識論から実存主義への転換 」主体/行動の理論を考える
◆6 生と死の思想
◆7 論理の超克
◆8 心と身体について
◆9 意識・精神の操作、神秘体験、変性意識状態
◆10 ラディカルな思想の陥る罠について
◆11 インテリジェンス
◆12 美意識・道徳

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◆1 哲学・思想入門

哲学・思想を理解しようと思ったら、
哲学史・思想史+哲学・思想用語を理解するのが基本なのかなと。
最初は、平易な入門書で未知の知識に触れてみるのが近道でした。
小阪修平の 『そうだったのか現代思想』は20世紀以降の思想を知るには、おすすめです。

竹田青嗣 『図解 哲学がわかる本』
堀川哲 『歴史を動かした哲学者たち<歴史を動かした哲学者たち>』
堀川哲 『世界を変えた哲学者たち<世界を変えた哲学者たち>』
小阪修平 『そうだったのか現代思想
大井正・寺沢恒信 『世界の15大哲学』
ヨースタイン・ゴルデルソフィーの世界
T・バトラー=ボードン 『世界の成功哲学50の名著 エッセンスを解く』

 

◆2 論理

哲学・思想を理解する際に、大切だなと思ったのが
抽象的に論理を組み立てる能力だなと。
たぶん仕事にも使える本。

(というか、ビジネス書式で論理の力をつけて、哲学・思想に挑んだ形です。)

バーバラ・ミント 『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』
照屋華子・岡田恵子 『ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル』
松本道弘 『図解 ディベート入門 (1時間でわかる図解シリーズ) 』
田豊志 『最強フレームワーク
茂木秀昭 『ザ・ディベート―自己責任時代の思考・表現技術』
高橋健太郎 『どんな人も思い通りに動かせる アリストテレス 無敵の「弁論術」』
香西 秀信 『論より詭弁~反論理的思考のすすめ~ (光文社新書) 』

 

◆3 教養(歴史・宗教など)

詳しい必要はないけれど、歴史・宗教の基礎知識があったほうが読みやすい本が結構ある。
※ 特に、中世・近世以前の作品など
簡単に知識を注入しておくと、美術とか芸術とか色々楽しい。

出口治明 『仕事に効く 教養としての「世界史」』
山川出版社 『山川詳説世界史』
青木裕司 『青木の世界史実況中継』
山川出版社 『山川詳説日本史』
石川晶康 『石川の日本史実況中継』
『まんがで読破「旧約聖書」』
『まんがで読破「新約聖書」』
『まんがで読破「ブッダのことば(スッタニパータ)」』
『まんがで読破「般若心経」』

 

◆4 客観的な認識(正しさ)を突き詰める

主観じゃなくて、確かなものが知りたい。
きちんとした基礎が欲しいと思ったら、近代の認識論をつきつめると良いと思います。
長年のもやもやがすっきりした。
来年は、この辺りはもう少し丁寧に読みたい。

デカルト方法序説
デカルト省察
ホッブズリヴァイアサン
カント 『プロレゴーメナ 人倫の形而上学の基礎づけ』
カント 『純粋理性批判』(挫折)
上野修 『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』
上野修 『デカルトホッブズスピノザ 哲学する十七世紀』
石川文康 『カント入門 (ちくま新書)』
中島義道 『カントの読み方 (ちくま新書)』

スピノザ、ロック、ヒューム、バークリーの翻訳本は未読

 

◆5 「認識論から実存主義への転換 」主体/行動の理論を考える

認識論をつきつめていくと、最終的に主観しか残らなくて悲しい気持ちになります。
客観的な正しさなんてなかったんや。。
僕らは主観で語るしかない。。
ハイデガーサルトル読むと実存主義に目覚めます。
これはこれで深い。

仲正昌樹ハイデガー哲学入門──『存在と時間』を読む (講談社現代新書)』
日本放送協会サルトル実存主義とは何か』 2015年 11月 [雑誌]』
梅木達郎 『サルトル 失われた直接性をもとめて シリーズ・哲学のエッセンス』

 

◆6 生と死の思想

主観的な意味の極地の一つは、生と死かと。
万人にとって、不可避かついきなり来たりするので、見つめてみるのもありかと思います。

ニーチェツァラトゥストラはかく語りき
パドマサンバヴァ 『チベット死者の書
河邑厚徳・林由香里 『チベット死者の書―仏典に秘められた死と転生 (NHKスペシャル)』

 

◆7 論理の超克

言語による論理は、袋小路に陥ることがある。
そのようなときに、仏教の空の概念は、かなり有意義。
有るとも無いともいえる、YESともNOともいえるというのは、
二者択一やデジタルな論理が誤りに陥りがちな時に、
出口を見つけてくれる。

山田無文 『般若心経』
苫米地英人スピリチュアリズム』 など

 

◆8 心と身体について

すべては心の問題という、唯心論の考え方もあるので心について勉強。
すると、肉体についても当然考えるのだなあ。

心理学系 (行動主義、認知心理学などなど)
精神分析系 (フロイトユングなど)
河合隼雄 『心の深みへ―「うつ社会」脱出のために (新潮文庫)』
河合隼雄河合隼雄のカウンセリング入門―実技指導をとおして』(読書中)
成瀬悟策 『リラクセーション―緊張を自分で弛める法 (ブルーバックス)』
成瀬悟策 『姿勢のふしぎ―しなやかな体と心が健康をつくる (ブルーバックス) 』
北川貴英 『システマ・ブリージング』

 

◆9 意識・精神の操作、神秘体験、変性意識状態

ここは20才ころから実験してた部類。
理論が経験に着いてきた。

オルダス・ハクスリー 『知覚の扉』
オルダス・ハクスリー 『多元的に生きる』
ジョン・C・リリー 『意識の中心』(読書中)
ロバート・B・チャルディーニ 『影響力の正体』
苫米地英人 『洗脳原論』
苫米地英人 『洗脳護身術』
苫米地英人スピリチュアリズム
西田公昭 『マインド・コントロールとは何か』
紀藤正樹マインド・コントロール (2時間でいまがわかる!) 』
中沢新一チベットモーツァルト
中沢新一 『虹の階梯』

 

◆10 ラディカルな思想の陥る罠について

思想の危うさについても理解。
外から見ると異常でも、中から見ると特別に異常なわけではなかったり。

小阪修平 『思想としての全共闘世代』
とよだもとゆき 『村上春樹小阪修平の1968年』
中沢新一 『イマーゴ imago 1995年8月臨時増刊号 総特集=オウム真理教の深層 (中沢新一責任編集) 』

 

◆11 インテリジェンス

はっきり言って、役に立つ。

孫文 『孫氏の兵法』
マキャベリ君主論

 

◆12 美意識・道徳

日本的、美意識と道徳について代表的な作品。
岡倉天心茶の本』は読んだほうが良い。
シティー・ボーイにおすすめ。

岡倉天心茶の本
内村鑑三 『代表的日本人』
新渡戸稲造 『武士道』